日本においては、当ホームページ研究主任研究者 奥井伸雄(神奈川歯科大学・よこすか女性泌尿器科・泌尿器科クリニック)により腹圧性尿失禁に対する人工メッシュの手術とレーザーの比較論文より始まりました。この論文は、世界泌尿器科学会学会誌にて報告され、ハイライト論文に選出されました。その後、同じく奥井より過活動膀胱治療薬との比較が報告されました。一方、性機能の分野では、満行みどり医師によりレーザーの効果が報告されました.
Comparison between erbium-doped yttrium aluminum garnet laser therapy and sling procedures in the treatment of stress and mixed urinary incontinence.レーザー治療は、尿失禁の分野で従来の治療の代替になると考えられてきましたが、比較したものはありませんでした。この論文により、TVTとTOTと比較することで、代替医療としての可能性を証明しました。(https://rd.springer.com/article/10.1007/s00345-018-2445-x)World Journal of Urology May 2019, Volume 37, Issue 5, pp 885–889
Efficacy and safety of non-ablative vaginal erbium:YAG laser treatment as a novel surgical treatment for overactive bladder syndrome: comparison with anticholinergics and β3-adrenoceptor agonists.レーザー治療が、先の論文から切迫性尿失禁を改善していることから、過活動膀胱にも治療価値があることを示した論文。(https://rd.springer.com/article/10.1007/s00345-019-02644-7)World Journal of Urology 2019.